フィリピンに約1年以上滞在後、日本に出国した際のイミグレーション手続き、出国税、必要書類などを徹底解説。
子供料金についても紹介しています。
皆様のフィリピン出国時の参考になれば幸いです。
6か月以上滞在した場合出国許可証(ECC)の取得必須
フィリピンに6か月以上滞在した場合、「出国許可証(ECC:Emigration Clearance Certificate)」が必要になります。

ECCの発行に必要なものは以下のとおりです。
・航空券のコピー
・Exit Clearance Form(この申請用紙はイミグレーションでもらえます)
・2×2サイズの顔写真3枚 4枚(白背景)
・ARP form with SSRN
・パスポートの顔写真ページのコピー
・パスポートの入国スタンプページのコピー(フィリピン入国時)
・最新のVISA更新書類コピー(念のため)
・最新のVISA更新書類(原本)
・パスポート(原本)
・ACRIカード(原本)
・本人来場必須(子供もイミグレーションに行く必要があります)
上記の書類は、人数分必要となります。
家族3人で出国する場合は、航空券のコピーは3部+予備(空港で提示を求められたとき用)の合計4部あると安心です。
ECCは出国日の1週間以内に取得する必要があります。
必要なものリストには、「2×2サイズの顔写真3枚」と表記されていますが、実際には4枚必要でした。
出国前の忙しい時期にECC手続きに2度もイミグレーションを訪れることにならないよう、多めに用意しておくことをおすすめします。
ARP form with SSRNは記入した覚えがないのですが、イミグレーションで何かの書類を記入したかもしれません。
出国する場合は、必ずイミグレーションの職員に確認しましょう。
Exit Clearance Formの記入方法
参考用に私の申請書類を掲載しておきます。

※家族5人分の申請書の記入となり、一部殴り書きになってしまいましたが、何のお咎めもなく受理してもらえました。💦
実際に発行された出国許可証(ECC)
実際に発行された出国許可証(ECC)はこちらです。

・Emigration Clearance Certificate
・直近のVISA更新書類(原本)
・ECC費用の領収書
・Certification`
がホッチキスで止められ、綴りになっているので、これを出国時に空港に持っていきます。
出国許可証(ECC)の発行費用
出国許可証(ECC)の発行費用は以下の通りです。
子供:710ペソ(約1,800円)
大人:1210ペソ(約3,100円)
空港での出国税
フィリピンに1年以上滞在していた場合は、空港でも出国税をとられます。
(1年未満だととられない・・・のかどうかは確認できませんでした)

今回、1年以上滞在後のフィリピン出国は2度目でしたが、このような出国税を取られるのは初めてでした。
職員の方に確認したところ、この出国税は必ずかかるので、前回は航空券に出国税が上乗せされていたのだということでした。

出国税の費用
・エコノミー:1,620ペソ(4,200円)
・ビジネス・ファーストクラス:2,700ペソ(7,000円)
※エコノミー(子供)料金は810ペソ(2,100円)でした。

空港でイミグレーションに立ち寄る
出国許可証(ECC)を取得する際に、イミグレーションの職員の方から、
「出国時は、空港内のイミグレーションに立ち寄ってください」と指示されました。
空港内のイミグレーション手続きで、何をしたのか忘れてしまったのですが、
記憶にないほどなので立ち寄って、必要であれば書類などに記入等の簡単な手続きのみでOKです。
eTravelの申請(アプリ)
出国前に、eTravelのアプリ(https://etravel.gov.ph/)からの申請も必須です(無料)。

出国日に空港で申請するとあわただしくなってしまうので、
あらかじめ申請しておくのがおすすめです。
実際に出国した感想
出国日から1週間以内に出国許可証(ECC)の発行が必要ということで、
余裕があるように思えますが、私は出国した時期は、ちょうどフィリピンの祝日とかぶっていたので、
土日と祝日を含めると、イミグレーションが開いているのはわずか数日のみでした。
出国前でバタバタしていたのもあり、出国許可証(ECC)申請の際に、子供をイミグレーションに連れて行かなかったのですが、
指紋の採取があるので、子供であっても本人が必ずイミグレーションに行く必要があるということで、
再度子供を連れて、出国日の前日にイミグレーションに早朝から訪れました。
顔写真も、3枚と聞かされていたのに、実際には4枚要求され、予備を持っていたからよかったものの、危うく間に合わないところでした・・。
皆さんもぜひ余裕をもって出国許可証(ECC)の申請・取得を行ってください。
イミグレーションは休日明けは混みやすくなっています。
私の場合、平日の早朝にイミグレーションオープンの時間帯に行ったので、
比較的空いており、申請~発行までは、約1時間程度で完了しました。
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